子どもが寝たあと、静かになった部屋でYouTubeの自作PC動画を延々見ていました。
「モンハンワイルズ、ちゃんとした環境で遊びたいな」
最初はその程度の気持ちです。でも調べはじめると止まらなくなる。気づいたら深夜1時半。
この記事は、仕事と育児で毎日バタバタしている30代が、ゲーミングPCを自作するまでに考えたこと・悩んだこと・実際に選んだ構成を、そのまままとめたものです。
- 自作PCに興味はあるけど怖い
- モンハンワイルズを快適に遊びたい
- BTOと自作、どっちがいいか迷っている
- Steamデビューを考えている
そういう人の参考になれば。

しいパパのPC周り✨
PS5で十分? それでも自作PCを選んだ理由
深夜2時間の生活で「すぐ遊べる」は本当に強い
正直に言います。コスパと手軽さだけで比べたら、PS5はかなり優秀です。
電源を入れたらすぐ遊べる。最適化されているから設定で悩まない。子育て中の深夜2時間で、ドライバ更新や設定調整に時間を取られるのは普通につらい。
「ゲームをサクッと遊びたい」だけなら、PS5は完成された選択肢です。これは本当にそう思っています。
それでもPCを選んだのはSteamのせい
それでも今回はPCにしました。理由はシンプルで、Steamが楽しすぎるからです。
セールを覗くだけで危険。昔気になっていたゲームが数百円で並んでいる。
しかもPCには、
- インディーゲームの多様さ
- MOD文化
- シミュレーション・サバイバル系の沼
- 早期アクセスで開発を追いかける楽しさ
といった、コンソールとは違う遊び方があります。「ゲームをプレイする」というより、趣味の部屋を作る感覚に近い。
それが自分にはハマりました。
自分で組んだPCは、愛着が違う
これは組む前には分からなかったことです。
パーツを選んで、配線して、BIOSが初めて起動した瞬間。「自分で作ったやつが動いた」という感覚は、想像以上に嬉しかったです。
プラモデルやDIYに近い感覚だと思います。しかも毎日使う。深夜、静かな部屋で自分が組んだPCが光っている。それだけでちょっとテンションが上がります。
自作PCのパーツ選び——深夜に何時間溶かしたか
まず「何のために組むか」を決めないと迷宮入りする
自作PCで一番最初にやるべきことは、用途を決めることです。これを決めないと、パーツ比較が永遠に終わりません。
CPUだけでも Ryzen 7、Ryzen 9、Core i7、Core Ultra など大量にある。GPUも RTX 4060から4090まで価格差が何倍もある。
今回は**「モンハンワイルズをWQHD解像度で快適に遊ぶ」**を目標にしました。これを決めてから、かなり絞り込みやすくなりました。
目標が決まれば、「そのためにどこに予算をかけるか」が見えてきます。逆に言うと、目標なしで比較をはじめると沼から抜け出せません。
GPU選びが一番時間を食う
パーツの中で一番悩んだのはGPU(グラフィックカード)です。
価格差が大きい上に、レビューを読むほど意見が割れる。
「4070 SUPERで十分」「長く使うなら4080にしておけ」「VRAMの量が大事」「DLSS使えば下のグレードでも問題ない」……深夜2時間で比較していると、気づいたら1時半になっています。
最終的な判断軸は、
- 数年は快適に使いたい
- 消費電力と発熱は抑えたい
- でも「カクついて深夜2時間が終わる」のは嫌
この3つのバランスでした。
レビュー数の少ないパーツは初心者ほど避けた方がいい
自作PCは、スペック表だけで決めると後悔することがあります。
特に初心者が気にすべき点は、
- 初期不良の報告数
- コイル鳴き(高周波のノイズ)の有無
- マザーボードとの相性問題
- BIOSアップデートが必要かどうか
- 配線のしづらさ
安くてもレビューが少ないパーツは、こういったトラブルの情報が少ない分、対処が難しくなります。Amazonだけでなく、価格.comやYouTubeのレビュー動画も参考にしました。
初心者向け|自作PCの主要パーツをざっくり解説
CPU——ゲームだけならGPU重視でいい、ただし例外あり
CPUはPC全体の処理を担う部品です。
ゲーム専用であれば、GPU(グラボ)の方が性能に直結します。ただし、配信・動画編集・複数アプリの同時起動もやるなら、CPUの性能も効いてきます。
ゲーム用途での現時点の人気どころは、Ryzen 7 7800X3D や Ryzen 7 9800X3D あたりです(執筆時点の情報です。最新の比較は購入前に確認してください)。
特にゲーム特化なら「X3D」シリーズが強いと言われています。
GPU(グラボ)——予算の大半はここに使う
ゲーミングPCの性能を決める、最重要パーツです。
モンハンワイルズを快適に遊ぶなら、ここに一番予算をかける価値があります。現時点での主な候補帯はこのあたりです。
| GPU | 特徴 |
|---|---|
| RTX 4070 SUPER Amazon / 楽天市場 | コスパと性能のバランスが良い。WQHD向き |
| RTX 4070 Ti SUPER Amazon / 楽天市場 | さらに余裕が欲しい人向け |
| RTX 5070系 Amazon / 楽天市場 | 新世代。価格と入手性を要確認 |
| Radeon RX 7800 XT Amazon / 楽天市場 | AMD派・コスト重視向け |
価格は市場動向で変わるため、購入前に最新の価格を確認してください。
メモリ——32GBにして正解だった
16GBか32GBかで迷いましたが、32GBにして正解でした。
最近のゲームはメモリをそれなりに使います。ブラウザを開きながらDiscordを立ち上げると、意外と16GBは圧迫されます。ゲームをメインに使うなら、最初から32GBにしておくと快適です。
SSD——ロード時間の差は思ったより大きい
SSDはゲーム体験に直結します。HDDに比べてロード時間が大幅に短く、一度使うと戻れません。
容量はゲーム用途なら最低1TB、できれば2TB。Steamのゲームはすぐ容量を食います。本当に。
電源——地味だけど軽視すると後悔する
PCの安定性を支えるパーツです。ケチると後から困る場面が出てくることがあります。
容量は使用するGPUの推奨電力に合わせて選ぶ必要があります。有名メーカー(Seasonic、Corsair、be quietなど)の製品を選ぶと、品質面での安心感があります。
PCケース——最後は「見た目が好き」も立派な基準
毎日見るものなので、満足度に思った以上に影響します。
機能面ではエアフロー・静音性・配線のしやすさを確認する必要がありますが、最終的には「これが好き」という感覚も大事にしていいと思います。
実際に組んだ構成と、選んだ理由
構成一覧
| パーツ | 選択 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9700X Amazon / 楽天市場 |
| GPU | RTX 4070 SUPER Amazon / 楽天市場 |
| マザーボード | MSI MAG B650 TOMAHAWK WIFI Amazon / 楽天市場 |
| メモリ | DDR5 32GB Amazon / 楽天市場 |
| ストレージ | SSD 2TB+4TB Amazon / 楽天市場 |
| 電源 | 850Wクラス Amazon / 楽天市場 |
| 主な用途 | モンハンワイルズ / Steamゲーム |
RTX 4070 SUPERを選んだ理由
一番重視したのはバランスです。
RTX 4070 SUPERは、消費電力・発熱・WQHD解像度での性能のバランスが良い。「ハイエンドすぎないけど、ちゃんと強い」という立ち位置が自分の用途に合っていました。
子育て中だと電気代や発熱も気になります。常時高負荷のハイエンド構成より、扱いやすい中上位帯の方が長く使えると判断しました。
実際に使ってみてどうだったか
モンハン系はロード時間やフレームレートが没入感に直結します。「せっかくの深夜2時間なのに、カクつきで終わる」という状況が減ったのは、体感として大きかったです。
ただし、予算は普通に超えました。「せっかくだから…」の積み重ねでGPUが高くなる。自作PCはかなり危険な趣味です。
自作が不安ならBTOも普通にアリ
BTOとは、自分で選んだ構成を専門業者が組み立てて届けてくれるサービスです。最初から動く状態で届くため、組み立て作業は不要です。
最近のBTOは性能面でも外見でも普通に良くなっています。昔のような「事務PC感」はかなり薄れました。
忙しい人ほどBTOとの相性はいい
自作は楽しいですが、
- 配線と組み立て作業
- BIOSの初期設定・アップデート
- パーツの相性確認
- 初期不良時の切り分け作業
こういった工程が全部ついてきます。深夜2時間しかない生活で、これに時間を取られると純粋につらい。
シンプルな判断基準を言うと、
- 作る過程を楽しみたい → 自作
- すぐ遊びたい・トラブルに時間を取られたくない → BTO
この分け方でほぼ間違いないと思います。
主な候補としてよく名前が挙がるのは、FRONTIER・VSPEC・アーク・サイコム・MDLあたりです(各社の構成・価格は変動するため、購入前に公式サイトで確認してください)。
| 強み | 向いている人 | |
| FRONTIER | セール時のコスパが非常に高い。CPU・GPU構成の割に安いモデルが出やすい。 | とにかく性能重視で安く買いたい人 |
| VSPEC | パーツ選択の自由度が高い。構成変更が細かくできる。 | 自作は不安だけどパーツにはこだわりたい人 |
| アーク | ゲーマー向け構成が豊富。最新パーツの採用も早い。 | PCゲーム中心で最新構成を狙いたい人 |
| サイコム | 組み立て品質とサポートの評価が高い。静音・冷却構成も強い。 | 長く安心して使いたい人 |
| MDL.make | 自作PC代行に近い感覚。相談しながら構成を決められる。 | パーツ選びから相談したい初心者 |
こういう人はBTOの方が満足度が高いと思う
- ゲーミングPCが初めて
- とにかくすぐモンハンをプレイしたい
- 組み立てトラブルへの対処が不安
- 深夜の自由時間をゲームだけに使いたい
こういう状況なら、BTOを選んだ方が後悔は少ないと思います。
深夜2時間で作ったPCは、ちょっと特別だった
完成したあと、子どもを寝かしつけて、部屋の電気を少し落として、Steamを開く。
その時間がかなり好きです。
自作PCの良さは、性能だけじゃないと思っています。「自分で選んで、自分で組んだ」という過程込みで楽しい。プラモデルを作って、それを毎日使っているような感覚です。
もちろん積みゲーも増えます。ベンチマークを回して満足して終わる日もあります。
でも、仕事と育児だけで終わらない趣味ができた。深夜2時間でも、少しずつ形になっていく。それだけで毎日がちょっと楽しくなりました。
まとめ|自作かBTOか、判断基準を整理する
PS5もSwitch2も、本当に完成度が高いゲーム機です。ゲームを楽しむだけなら、どれを選んでも間違いではありません。
ゲーミングPCを選ぶ理由があるとすれば、
- Steamの広さと自由さ
- 自分で組み立てる楽しさ
- 自分だけの環境を作っていく感覚
このあたりに魅力を感じるかどうかだと思います。
| 比較 | PS5 | 自作PC | BTO |
|---|---|---|---|
| 導入のしやすさ | ◎ | △ | ○ |
| 作業・設定の手間 | ほぼなし | 多め | 少なめ |
| ゲームの選択肢 | PS専用タイトル中心 | Steam含め広い | Steam含め広い |
| 自作の楽しさ | なし | あり | なし |
| 予算コントロール | しやすい | しにくい | しやすい |
| トラブル対応 | メーカー保証 | 自己対応 | サポートあり |
「気になるな」くらいの気持ちなら、まずパーツを眺めてみるだけでも楽しいです。自作が怖ければBTOでも全然問題ない。
深夜2時間でも、趣味は少しずつ作れます。
